1982年東京都生まれ。
2008年東京藝術大学大学院美術研究科版画専攻修了。
2016年、2018年「アートフェア東京」(村越画廊ブース)などにて個展多数。
2013年「浮世絵POP江戸 現代のポップカルチャー」(静岡市東海道広重美術館)、2014年「木版ぞめき -日本でなにが起こったか-」(東京藝術大学大学美術館)、2020年「Hanga Next Generation stage.2」(日本橋髙島屋 / 東京)などグループ展に多数参加。
2010年アダチUKIYOE大賞大賞、2015年新生絵画賞展 優秀賞など受賞多数。
東京藝術大学美術学部 版画 テクニカルインストラクター。
Born in Tokyo in 1982.
Tokyo University of the Arts, M.F.A. printmaking in 2008.
Held numerous solo exhibitions including at "Art fair Tokyo" in 2016, 2018.
Participated in various group exhibitions including "Ukiyo-e POP - Pop Culture from Edo to Today-" at Shizuoka City Tokaido Hiroshige Museum of Art in 2013; "Mokuhan Zomeki-What happend in Japan?-" at The University Art Museum, Tokyo University of the Arts in 2014; "Hanga Next Generation stage.2" at Nihombashi Takashimaya / Tokyo in 2020.
Won many prizes including the Grand prize at The Adachi Contemporary Ukiyo-e Award 2010; the second prize at SHINSEI Kaiga Award Exhibition 2015.
作品
近代において美術という概念が日本に定着する以前、ジャンルの細分化がされる前の「造形の可能性」に着目し、版画的な思考法を取り入れたハイブリッドな画面を目指しています。
積層された濃密なイメージは、「純然たる美」への憧れと、その追求によって制作過程で幾度となく変容を遂げ、生み出されたものたちです。
神聖なる孔雀や馬、天空より舞い降りる龍神、何か得体の知れないものを身にまとう無垢な少女、画面に散りばめられた生の象徴である花たち。
彼らは現代における無数の毒によって劣化し、歪みを帯び、そして自らは衰耗しながらも、われわれを甦生へと導くための生け贄として、ただただ美しくそこにあるのです。
ー吉田 潤
Various possibilities of forms existed before the concept of "art" was established in Japan and genres were subdivided.
Focusing on this concept, I aim for a hybrid expression in my works that incorporates a printmaking way of thinking.
The densely layered images represent longing for "pure beauty" and things that are transformed and created as a result of this pursuit.
Sacred peacock and horse, a dragon god descending from the sky, an innocent girl wrapped in something unknown, and flowers – the symbol of life – scattered across the canvas; They are degraded and distorted by the myriad of poisons of present times, and as they deplete itself, they exist beautifully as sacrifices that lead us to resuscitation.
ーJun YOSHIDA
PROFILE
◆略歴
1982年東京都生まれ
2009年東京藝術大学大学院美術研究科版画専攻修了
東京藝術大学美術学部 版画 テクニカルインストラクター
◆個展
2008年 Nursery tale(Pepper's Gallery / 東京)
2009年 個展(ガレリア・グラフィカbis / 東京)
2010年 ichika(ギャラリーSo / 静岡)
2012年 キスとハグを(hpgrp Gallery Tokyo)
2015年 神話 MYTH. MYTHIC(村越画廊 / 東京)
2016年 絵馬(アートフェア東京 村越画廊ブース)
2018年 春雷(アートフェア東京 村越画廊ブース)
◆グループ展
2007年 UTM浮世絵と伝統 -現代版画展-(浅草公会堂 / 東京)
2007年 第13回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞展(栃木)
2008年 平成19年度 卒業・修了作品展(東京藝術大学)
2008年 日本版画招待展(半島美術館 / 上海)
2008年 print portfolio exhibition「移行 umsteigen」(オーストリア大使館 / 東京)
2008年 Young Artist’s Books Fair 2nd(紀伊国屋書店 / 東京)
2008年 UTM 「伝統と現代」ドキュメント展(浅草公会堂 / 東京)
2008年 5人の新人作家展(ギャラリーゴトウ / 東京)
2008年 Visual Contents X(SAN-AI-GALLERY / 東京)
2009年 東京版画 Exhibition×Auction(GYRE / 東京)
2009年 東京芸大版画コレクション(GYRE / 東京)
2010年 三人展(hpgrp Gallery Tokyo)
2010年 HOGAS 東京藝術大学版画STAFF展(みゆき画廊 / 東京)
2010年 阿波紙と版表現展2011 -凸版・凹版-(文房堂 / 東京)
2010年 News展(東京藝術大学 / 東京)
2011年 北爪潤・吉田潤「ピリオド」(hpgrp Gallery Tokyo)
2011年 隅田川新名所物語(隅田公園リバーサイドギャラリー / 東京)
2011年 HOGAS 東京藝術大学版画STAFF展(みゆき画廊 / 東京)
2011年 東京藝術大学油画教員展 サマーショー(日本橋高島屋 / 東京)
2012年 ずれた(藝大アートプラザ / 東京)
2012年 木版ルネサンス(3331 Arts Chiyoda / 東京)
2013年 浮世絵POP 江戸〜現代のポップカルチャー(静岡市東海道広重美術館)
2013年 空想美術大賞展(伊藤忠青山アートスクエア / 東京)
2014年 SILVER LINING」堤康将・吉田潤 (東京国際フォーラム/東京)
2014年 MITUKOSHI×東京藝術大学 夏の芸術祭2014(日本橋三越本店 / 東京)
2014年 木版ぞめき -日本でなにが起こったか-(東京藝術大学大学美術館)
2015年 PRINT&ZINE 210*297*058展(Kara-S / 京都)
2016年 Multiply それぞれの地点より燐光する視点(京都精華大学 / 京都)
2017年 ざらざらとした艶、浸透する滴(アートゾーン神楽岡 / 京都)
2017年 飾団扇(ギャラリーマロニエ / 京都)
2017年 Stone Letter Project - 石からの手紙 #1(宝塚大学 / 兵庫)
2017年 キノプリント(ギャラリーヒルゲート / 京都)
2018年 ビーナスを綴じる –Venus Bound-(The Artcomplex Center of Tokyo)
2018年 葡萄の夜(村越画廊 / 東京)
2018年 キノプリント(ギャラリーヒルゲート / 京都)
2019年 Kyoto Art for Tomorrow 2019 -京都府新鋭選抜展-(京都文化博物館)
2019年 キノプリント(ギャラリーヒルゲート / 京都)
2019年 G6 Exhibition(松坂屋名古屋店 / 愛知)
2019年 G6 Exhibition(大丸心斎橋店 / 大阪)
2019年 G6 Exhibition(彩鳳堂画廊 / 東京)
2020年 Hanga Next Generation stage.2-(日本橋髙島屋 / 東京)
2020年 Mitsukoshi×東京藝術大学 夏の芸術祭(日本橋三越本店 / 東京)
2020年 G6 Exhibition(松坂屋名古屋店 / 愛知)
2020年 G6 Exhibition(大丸心斎橋店 / 大阪)
2020年 G6 Exhibition(彩鳳堂画廊 / 東京)
2021年 G6 Exhibition(彩鳳堂画廊 / 東京)
◆アートフェア
2009年 東京コンテンポラリーアートフェア
2010年 ULTRA003(東京)
2011年 Art Osaka 2011(大阪)
2011年 Young Art Taipei(台湾)
2011年 Tokyo Frontline(東京)
◆受賞
2006年 平成17年度 卒業・修了展取手市長賞
2010年 第1回アダチUKIYOE大賞大賞
2013年 第19回鹿沼市立川上澄生美術館木版画大賞審査員特別賞
2014年 空想美術大賞展奨励賞
2015年 新生絵画賞展優秀賞
ONBEAT掲載号:Vol.14